穏やかになりました

じいは穏やかになった

今までは訪ねると必ず嫌味を言ったので訪問するのが苦痛だった

『なんだぁ今日(きょう)は。珍しいなぁ。なんのようだ』とか

『千葉へ行くんだ。身元引受人を今すぐ辞めてくれ』とか

時間(昼食寸前)を決めて行っていた

”間もなく昼食です。嚥下体操をしますので食堂へお集まり下さい”と館内放送がある

『まあすぐ昼飯だわ。帰ってけぇ』無罪放免で帰れる

という時間を見計らって行っていた

今は嘘みたいにじいは穏やかになった

今日施設を訪問した

歩けなくなったじいは専ら車椅子が頼り

夜中目が覚めたとき

近くに車椅子がなかったので

ベッドから降りて車椅子を引き寄せようと

つかまった拍子にドテッと転んだらしい

知らせを聞き駆けつけた

行くとじいは昼食が済んだばかり

食後のノルマのお茶2杯が飲めずに食堂にいた

娘さんが来ましたよ

施設長が言うと「ニマーッ」と微笑む

私、こんなじいの笑顔見たことない

私を見て微笑むだけの好々爺になった

「穏やかになりました。千葉の”ち”の字もありません」

施設長も手を焼いていたのだろう
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by spremuta-arancia | 2010-03-20 15:08 | じい関連 | Comments(0)

平凡だけど幸せな毎日を過ごすおばさんの日記


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