じいはホンマにボケボケになってしまった

まともに話を聞いているとこっちまでおかしくなってしまう
行くと昼食が済んだところで、大方の入居者は部屋へ戻っていた
じいは、おかずは食べてしまって、ご飯と味噌汁を少しだけ残しウトウト居眠りしていた
私が「おじいさん!こんにちは。少し残っているからこれを食べてしまったら部屋へ戻ろう」
『あぁお前か!これだけしかないわ。これからだわ』
目の前には空になったおかずの器と少し残ったご飯と味噌汁
『これからだわ』の言葉の意味がわからない
「もう終わってるじゃない。ご飯と味噌汁を食べてしまおうよ」と言っても多分理解しないだろう
『これだけしかないわ。これからだわ』
いつもはお茶がカップ2杯あるのが今日は1杯だけ
想像するに、2杯は飲み切れないので1杯に減ったと思う
『いつもは2杯あるのに今日は1杯しかないわ』
そういうことはようく分かってるんやなァ
結局全部残さず食べ、お茶も全部飲んだ

これで良しとしたいのだが
部屋へ戻ると、へんてこなことを言う
歯を磨き、トイレ、ベッドに寝かせてもらうという一連の作業が終わったので帰ろうとしたら
『ワシはどうしたらいい?外へ行くにはどうしたらいい?』
「ギョッ!」まだ何か?ここを出たいとか?千葉へ行きたいとか?言い出すのかと思った
「おじいさんはここに居ればいいのだよ。もう外には行けないんだよ」
一生懸命ここに居てほしいとアピールした
ところがそうじゃないようだ
『便が出るときには、ワシはどうしたらいい?外へ行って便をするのか?』
今トイレに座らせてもらったばかりなのに忘れている
じいにとっては今だけなのだ
今だけが全てだ
今まで一度も押したことのないナースコールを押させた
ヘルパーがすぐに来てくれた
じい『1個でいいのか?2個でいいのか?』
ヘルパー「どれだけでもどうぞ」
じい『もういいのか?』
ヘルパー「終わっていいかどうかはHさんしかわかりませんよ」

つくづくヘルパーは大変やな
こんな年寄りばかり相手するんやモン
じいが歯を磨いているとき
ヘルパーは腰が痛いのか腰をトントン叩いていた

私:バスの時間ですのですみませんが帰ります
奮闘中のじいとヘルパーに挨拶をして帰ってきました

奮闘の成果は出たかな?
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by spremuta-arancia | 2010-06-02 18:01 | じい関連 | Comments(0)

平凡だけど幸せな毎日を過ごすおばさんの日記


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