じいの施設訪問

余生は穏やかで緩やかな
ともすれば単調とも思えるような
生活が年寄りにはいい

友人のメールにハッとさせられた

毎日追われるように暮す私
訪ねていくと
そこだけゆったり時間が流れている
エレベーターホールに集まる年寄りたちは目が虚ろ

TVの前で座っていても
見ているのだか見ていないんだか
声もあげない

時々、怒ったような
わめき立てる声が
どこかの部屋から聞こえる

不穏な一瞬もあるが
総じて穏やかな空気
職員は個々の変化をちゃんと見てくれている

じいは、前は何度となく施設を出たい出たいとやんちゃばかり言っていた
今はそれも言わない言えない
平穏ならそれでいいと思いながら
私の心の片隅で痛みが疼く

散々
姉と私や家族を苦しめた
親父が、こんなに穏やかな最期を迎えるのか?
それにひきかえ
わがままなじいに振り回されて
おまけに病気まで得て
亡くなった母はあまりに可愛そうだった
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by spremuta-arancia | 2010-12-11 06:29 | じい関連 | Comments(0)

平凡だけど幸せな毎日を過ごすおばさんの日記


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