北海道から青森の旅(5)
2017年 07月 05日
五所川原から津軽線で金木へ
太宰治の斜陽館へ
それほど太宰愛があったわけでもないのですが
どれだけ自分の家が故郷が嫌だったのか?
金木町を歩いて見ようかと思った
静かな町です
宇治拾遺物語選から
いわゆるおとぎ話をいくつか
太宰なりに脚色して書いているのを
読んでみた
今は桜桃忌ではなく
生誕祭を毎年誕生日に
行っているそうです
向かいにある津軽三味線会館へも寄って
じょんからを少しだけ聞いてきた
ちょこちょこっと聞くもんじゃねえべと思ったが
演奏する側も力入ってねえもんで
すっかたなかんべさ
津軽三味線の始祖
仁太坊
母は幼いときに死去
8歳のとき疱瘡にかかり失明
父は15歳のとき死去
仕方なく三味線の門付けをして生計を立てる
この頃盲人の三味線引きは差別の対象
人々に蔑まれながら太棹を叩いて鳴らす奏法を編み出した
生まれは安政年間というから
そんなに昔のことではない
弟子の白川軍八郎が確立
そのまた弟子が三橋美智也
津軽線はローカルの私鉄
浴衣に下駄姿の観光アテンダントのお姉さんが金木から乗ってきた
五所川原はどこへ行くのか
行ってきたのかと聞かれたので
立ちねぶた会館
金木は斜陽舘と津軽三味線会館と答えると
押さえるとこは押さえたねって言われた
このあとリゾートしらかみで新青森まで
東京へ帰る
青森へも寄りたかったが
それにはあまりに時間がタイトなのでやめておく
別行動だった夫は
浪岡、根城、九戸城廻を終えて
二戸駅で合流
by spremuta-arancia
| 2017-07-05 09:45
| 旅行
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