武士道と自己主張

昨日のWBCの試合、主審のミスジャッジに対して、当事者の西岡選手は不満を口にすることはなかった。

「明日、明日勝てばいい」

気持ちを前へ向かって切り換えたと見るか。それとも

潔さ

日本人はこの潔さが好きだ。

これこそ武士道。

しかし、外国に通用するのか?

シドニー五輪の柔道を覚えています。

重量級の篠原選手、フランスのドゥイエ選手との試合は間違いなく「イッポン」で篠原の勝利だったのに、世紀の大誤審で負けて、結局篠原は銀メダルに終わった。

蛇足ですが、私が好きなNHKの道谷修平アナはその瞬間思わず「一本でしょう」と叫びました。

篠原選手は試合後のインタビューで「私が弱いから負けたのです。」

日本人なら、この言葉で彼の無念さを理解できるのです。

しかし、惻隠の情のわからない欧米人は彼の言葉を額面どおり捉えたのでしょう。

厚顔無恥なドゥイエなんぞは篠原は自分が負けたと言っているではないかと開き直っていた。

「国家の品格」著者藤原正彦先生はこの武士道がお好きなのでしょう。

気持ちは良くわかるのですが、自己主張してなんぼの外国に通用するのでしょうか?

尊敬することの美しさ。

謙譲の美徳。

それと自己主張とは対極にあるように思われる。

オリンピックで勝つには「俺が強い。私が勝つ」気持ちが必要。

人間にとって必要な、ある意味相反する感覚をどうやって折り合いをつけるのか。
[PR]
Commented by rabbitfootmh at 2006-03-14 14:58
>自己主張してなんぼの外国に通用するのでしょうか?

人格的には美しいと思いますが、異文化の人たちと対する時は、知恵を使わないとバカを見るでしょうね。
『ガンジー』という映画は、日本人にはたいへん感動的な内容ですが、あの“非暴力”の精神は、アメリカ人には理解不可能なのだそうです。
Commented by spremuta-arancia at 2006-03-14 17:23
これは日本人の外交下手にも通じるところがあるように思います。
成果主義、市場原理を否定すると、ハゲタカに根こそぎ持っていかれることも…。
Commented by spremuta-arancia at 2006-03-16 09:43
40代サラリーマンのため.. さま
TBありがとうございます。
by spremuta-arancia | 2006-03-14 09:48 | スポーツ | Comments(3)

平凡だけど幸せな毎日を過ごすおばさんの日記


by spremuta-arancia
プロフィールを見る
画像一覧