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語録その7(広辞苑)

父が施設に入ることになって、姉から当面必要な身の回りの物だけが届いたとき

『筆記用具がまだ届いとらんぞ』

『広辞苑がまだ届いとらんぞ』

普段は何もやる気がないし、面倒くさがって字も自分で書かない父です。

施設の契約書も私が代筆しました。

「字も書かないのに、筆記用具や広辞苑なんて要るの?」

施設へ入居して程なく仏壇と一緒に筆記用具や広辞苑が届きました。

施設へ訪ねて行くと決まって同じことを言います。

『お前が来たら何か頼もうと思っていたが忘れた。』

「思いついた時、カレンダーにメモしておいて」

現在残っている能力(食べることは別)も面倒くさがってしなくなるのかなぁ。

食事時やレクリエーションの時には施設の職員が部屋まで迎えに来てくれます。

エレベーターも押してくれます。

自分からは何もしない。

至れり尽くせり。

これでいいのかなぁ。

努力しない人だから、何もしなくなってそのうちに完全に認知症になってしまうんだろうか?
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by spremuta-arancia | 2007-01-26 16:51 | じい関連 | Comments(0)

平凡だけど幸せな毎日を過ごすおばさんの日記


by spremuta-arancia