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いまさら

あほらしいんですが、
じいが寂しくて仕方がないんじゃ!
夜もねられないんじゃ!
どうしてくれる!
と言います。

夫と息子とでじいを墓参りへ連れて行きました。
じいが文句を言うことは分かりきっていましたから、
行きは一緒に行きましたが、夫の計らいで帰りはパスさせてもらいました。

帰りのタクシーの中でぶつぶつ文句を言うじいに施設へ着いてから息子が、
「おじいさん一体どうしたいの?」
『それがわからんのだ』

夫「船橋で面倒を看ていたM子さんもK子もよくやっているじゃないの?何が不満なの?」
(不満そうな顔のじい)

「K子と僕とで施設へ行く回数は他の入居者の家族と比べて、誰にもひけをとらないはずだよ」
『回数じゃない。ワシは肉親の愛に飢えている!』

じいの前でひざまずきおじいさん元気だった?元気出してね!
言うてほしいんか?
今まで私をさんざん傷つけいじめぬいてきた仕打ちは忘れん!
誰が言ってやるものか!

姉にそこで死になさい!
と言われたことはもうすっかり忘れている様子です。

『M子のところへ行くから連絡がしたい』同じことを言い、
『金はM子のところか?』と言う。
毎回毎回同じ言葉を聞かされる。
こんにちはと同じような時候の挨拶と思えばよい。(夫)

コードを繋いだ「TVは観ている?」と聞くと
『寂しくてTVを楽しむそんな心の余裕はない』そうだ。
だから言わないことじゃない。

息子に言われました。
「嘘でもいいからこう言ってくれる?」
「おじいさんが機嫌よく施設でご飯を食べたり仲良く暮していてくれることが私たちの望みです。そうすれば私たちは安心します」と。
それは本当のことなので言えます。

そう言えばいいのですね。
わかりました。今度施設へ行ったらじいに言います。

ただし、これを言うことは私のできるぎりぎりです。
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by spremuta-arancia | 2007-10-16 17:37 | じい関連 | Comments(0)

平凡だけど幸せな毎日を過ごすおばさんの日記


by spremuta-arancia