中学校の総合学習

サークルから聞こえない人3人と私たち手話ボランティア3人がお邪魔をして、中学校の総合学習で手話の講習をしてきました。

事前の打ち合わせで、学習の目的は手話そのものを習うだけではなく

手話を母語とする聞こえない人たちの生活や文化を学ぶのが目的と聞いています。

前半は、聞こえない人がコミュニケーション方法、自らの生い立ちや手話獲得までのいきさつ

聞こえないがゆえの不便さとそれを克服するための工夫や道具の紹介

バリアフリーが普及した現在は以前に比べてどのように便利になったかを講演しました。

聞こえない人たちのコミュニケーションは顔を合わせ、視線を合わせるところで成り立つものです。

にもかかわらず、生徒たちは聞こえない人の顔は見ずに、読み取り通訳をしている私たちの声
を聞いて、必死でペンを走らせていました。

先生に生徒たちはメモを取っていますがテストでもなさるのですか?

と聞きますと、レポートを出させるのだとおっしゃいます。

聞こえない人たちのことを知ってレポートを書くための学習ならビデオや本を利用すればよい。

折角、生の授業が見られるのに講師を見ないでひたすらメモる生徒たちを見た時、なんてもっ
たいないと思いました。

学習が始まる前、先生方は少しでも手話や、福祉に興味を持つきっかけ作りができればいい

と、おっしゃっておられました。

きっかけ作りだけなら、レポート提出は不要ではないのだろうか?

自分たちの前で聞こえない人たちが、コミュニケーション手段をいくつか挙げて情報は目で見て
得るものだと話しているのに(バイブでお知らせする道具もありましたが)、

まさにその真逆を地で行く違和感を禁じえない内容の講演になってしまいました。

反省点:

事前の打ち合わせの時、聞こえない人の話に読み取り通訳をつけると決めた時点で、上記のことが想定できなかった。(経験不足と未熟さゆえ)

手話そのものをみてほしかったのなら、ゆっくりでもいいから読み取りなしで講演してもらえばよかった。

後半は手話の学習です。

主に挨拶を教えて欲しいということでした。

最初はあまり盛り上がりませんでしたが、名前を表わす頃になると、ようやく生徒たちも打ち解けて、笑顔や笑いも起きて楽しく手話学習ができました。

聞こえない人とのアプローチ作りという点では、まずまずの出来でした。
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by spremuta-arancia | 2008-02-05 21:22 | 教育 | Comments(0)

平凡だけど幸せな毎日を過ごすおばさんの日記


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