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認知症を正しく理解する①

認知症を正しく理解する講座に参加した

というか講座の手話通訳をした

シリーズ物で今回が第1回目

次回からは対処法や治療法を学ぶ

認知症には色々種類があるが50~60%がアルツハイマー

ドイツ人のアルツハイマー氏が100年前に発見

100年経っても研究中でいまだにわからないことが多いが

大まかにわかっていることは3つ

①記憶の障害

②判断能力の欠如

③感情(喜怒哀楽)はそのまま残っている

忘れても幸せで暮せるうちは認知症でも軽い部類だという

でも、それと付き合わなきゃならない家族はたまらない

脳が縮んでしまう病気で

判断レベルでどの辺がよくってどの辺がよくないか

医師が一人に充分に時間を割いて話を聞かないとわからない

脳のどこがやられたかは人によってさまざまなので治療や対処法が分かれる

家族がおかしいなと思っても本人は至極正常と思っているので困る

言ったことさえ、食べたことさえ、聞いたことさえ、

全部ごそっと抜けてしまっている

さっき言ったじゃないの

さっき食べたじゃないの

さっき聞いたじゃないの

叱り付けると円満な関係が築けないし会話にならない

家族が認知症というものを正しく理解してさえいれば

穏やかに生活ができるかといえば

中々そういうわけにもいかない

認知症の年寄りを中心に毎日が回っているわけではないのだから

着るものを選ばせると

季節に合わない服を選んで着てしまう

洋式のトイレに慣れない人がそこで顔を洗ってしまう

会う約束をしたはずの時間に行っても来ていない。

本人はすっかり約束したことなど忘れている。

大事なものをしょっちゅう失くす

何度も何度も同じことを言う

使わないで休ませるともっと衰えるので認知症が進む

若年性の認知症はもっと悲惨で

映画の「明日の記憶」にもあったように

働き盛りのサラリーマンが完璧に仕事をこなしているつもりが

記憶の障害のせいで作成した資料の中のある部分だけがごそっと抜け落ちてしまった

怪我など原因で記憶をなくしてしまったりすることもある

愕然として生きる気力を失くしたりうつ状態になったりすることもある

内臓の病気が原因でおかしな行動をおこすこともあるが、

それは認知症ではなく適切な治療をすればおかしな行動もでなくなる
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by spremuta-arancia | 2008-05-29 00:30 | 学習 | Comments(0)

平凡だけど幸せな毎日を過ごすおばさんの日記


by spremuta-arancia