ある告別式

同じ住宅の世帯主Nさんの同居人(お姉さん)が亡くなった

その方とは直接面識はないが、3階建てのマンションの向かい合わせ6軒の仲間なので告別式に参列した

東京でお母さん(Nさんにとってもお母さん)と同居していたが、ご自分が体調を崩されてお母さんの面倒を看ることができなくなり

東京の家をたたんでお二人とも名古屋のNさんの同居人になった

お母さんは施設に入居

お姉さんも同居されていたが、今年の5月すい臓に腫瘍がみつかった

入退院を繰り返したが、進行が早くて病状が急変とうとう7月9日に帰らぬ人になった

69歳

亡くなった彼女もNさんと同じ苗字なのでご結婚はされてなかったらしい

告別式は読経から始まり

ごくごく普通の式かと思っていた

すると、読経が途切れた頃、司会の方がご友人の挨拶がありますと言われ

東京におられた時の友人が挨拶をされた

二人ともキャリアウーマンの走りのようだ

彼女とは外資系のセクレタリークラブで知り合い

セクレタリー(=秘書)とは、主に要職にある人に直属し、その人の仕事を助ける役を指します。ですから「セクレタリー」とひと言でいっても、その仕事内容も求められるレベルもさまざま。

40年の付き合い

趣味の会でもよく会ったりした気の合う友人同士で

第一線を退いてからもコーラス部、スキー、旅行など一緒に行っていた仲だったが

しばらく会っていない間に、彼女が体調を崩し東京の家をたたんで名古屋へ移ったのを人づてで聞いた

この辺りから涙声だった

お姉さんが名古屋へ来られたのが昨年の秋

観劇や美術館鑑賞、散歩なども出来て精力的に動き回っておられた

挨拶をされた彼女も一度名古屋へ来られて一緒に食事されたりしたようだったが

病気はその頃から少しずつお姉さんの体を蝕んでいたのかもしれない

お別れするのは寂しいが、さわやかで自分の思い通りに生きていた素晴らしい人だった

お話がとても上手で、とても仲のよいお友達同士だった様子や

お姉さんの人となりを窺い知ることができるようないい挨拶だった

その後、コーラス部の時の別のご友人が「椿姫」の中のある部分の歌を披露してくださった

歌が終わった後、拍手をしたかったが場の雰囲気に合わないし、どなたも拍手しないのでやめた

お二人はわざわざ東京から来られたのか

今までに経験したことのないとてもよい告別式だった

Nさんの奥さんも大変だっただろうが、よく世話されたと感心した

お母さんはお元気で施設に居られるので、そっちの方も大変だ
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by spremuta-arancia | 2008-07-12 16:05 | 日常 | Comments(0)

平凡だけど幸せな毎日を過ごすおばさんの日記


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