4年後はロンドン

特派員すけっち:英鉄道「夢の定時運行」、日本企業が“救世主”に----ロンドン

夏が来て、思い出すものは? 
ある英国人は「ロンドンっ子の場合、地下鉄の苦しさだ」と断言する。
理由は、その暑さだという。
確かに、狭く、エアコンもない車内は、セ氏40度近くに達することもある。
ロンドンのケン・リビングストン市長は「人命損失につながりかねない」と警告を発したほどだ。
私も昨夏、耐え切れず、地上に駆け上がり、一息ついたこともある。

 切符も高い。
初乗りが4ポンド(約820円)もする。
「世界最古」と威勢は良いが、遅刻常習犯でもある。
これはナショナル・レール(英国鉄道)も同じで、突然の運行停止は当たり前。
先日は「運転手が見当たりません」と放送が入った。
「夏」に限らず、ロンドンっ子の苦痛の種だ。

 こうした英国で、日本企業がしばしば“救世主”となっていることはあまり知られていない。
鉄道の遅刻問題では、日立製作所が2010年から、元凶となっている信号システムを改善するため、英国鉄道で実証実験を始める。
いずれ「夢の定時運行」が実現しそうだ。
英国鉄道は5分遅れると正式に遅刻と記録されるが、ロンドンの地下鉄は「時刻表」さえない。
一方、東海道新幹線はわずか1分遅れるだけで、遅刻。
差は歴然としている。

 日本の活躍は、鉄道に限らない。
例えば、二酸化炭素(CO2)削減など環境を「売り」にする英政府は、公用車191台のうち、トヨタのプリウスを84台も採用している(07年3月末時点)。

 ロンドンを訪れる日本関係者はよく、「日本悲観論」を口にする。
確かに、欧州の目はビジネスチャンスが転がっている中国、インドを向いている。
だが、日本勢が光彩を放っている分野は少なくない。
悲観することはない、と強調しておきたい。

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by spremuta-arancia | 2008-08-26 00:27 | ニュース | Comments(0)

平凡だけど幸せな毎日を過ごすおばさんの日記


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