姉とのやり取り

姉:
ごめんなさいね!
じいが以前何でも出来ていた時は
誰もかまってくれないと言っていた
それが今は車椅子でなければ移動出来なくて
施設の人が介助してくれているので
じいにとって念願が叶ったと思った
あなたが大変なのに軽はずみな発言してごめんなさい

私:私こそちょっと言い過ぎた
そうそうじいはいつも言っていたね

要介護認定の調査員さんが質問
着替えや歯磨きなど自分で出来ますか?
じいは『誰もやってくれないから一人でやるしかない』

それが出来るって素晴らしいことなんだよって褒めると
『そんなこと褒められても少しも嬉しくない』

生活の基本は食・排泄・歩くこの3つだね
このうちのひとつでも欠けると介助が必要になる
じいは頭は前からおかしかったがこの3つとも出来ていた

つくづく健康って大切だ

ところで、認知が進んだじいとは今は全く会話が成立しない

以前から
自分の意見とは違う相手の意見を一切聞こうとしない人だったが
今は相手が何を言っているかが理解できなくなった


姉:
じいは千葉にいる時もワシには家族はいない居候だといつも言っていた
じいにとって家族とは女房のことだとしか思っていないのか?
私達は家族じゃないのか?
それを言われる度に虚しくなった

私:
相手の立場など考えず自分のことしか考えない
自分は全く悪くない
自分の言ったことで人がどんなに傷つくなど考えもしない
それが認知症なんだ
最近漸くわかってきたよ

母が死後まもなくの頃
私がひどく傷つく言葉をじいが言ったよ
お母さんが死んだのはお前達家族が毎年正月に来たからだと
はぁ?何を言ってるの?と思った。

あの時既に認知が始まってたんだね
おじいは前から性格の悪い人だったから
いつから認知症が始まっていたかの境界線はわからなかったが

今思うと、母の死後、食事を作りに毎日じいの家に通っていた私に
あんなひどいことが平気で言えたのは病気のせいだったんだろう

だからお姉さんの家で看てもらっていた時も同じことだね
結局は自分のことしか頭にないから世話するこちらは虚しさを覚えたんだ
病気だとわかっていても世話する家族はたまらないね

しかしねお姉さんの言うことは必ずしも当たっていないよ
何故か?と言うと

ボケても感情だけは残るのだと思う
ワシには家族がいない
どうするといい?
みたいなことは今でも言うよ

そんな時は無視するか
ここがあんたの家なんだから死ぬまでここにいればいいと答えている

多分究極的にはお姉さんと私がずっと傍にいてワシを死ぬまで看てほしい
と言いたいんだよ
ワシの為に娘達がずっとワシの面倒を看るのが当たり前だと思っているんだよ
そんなことできる訳ないのに
それが理解出来ないんだよ

私達のことを家族だと認めていないのにねェ
この先、日本はどうなって行く?
私たちもそのうちじいみたいになる?
悲しいね
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by spremuta-arancia | 2010-02-12 17:56 | じい関連 | Comments(0)

平凡だけど幸せな毎日を過ごすおばさんの日記


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