毎度馬鹿馬鹿しい
2008年 01月 17日
じいの話を
まず、挨拶代わりの一言
『通帳、カード、印鑑はM子のところにあるのか?お前のところにはないのだな?』
「そうだよ。」(これだけが私のセリフで、以下はじいと夫の会話)
『ワシはどうしたらいいんだ。夜も寝られない。』
「要するに寂しいんだね」
『お前(私)がもっとワシのことを大事に思ってワシのところへ来てくれないかん。
何で来れんのだ?これを言うと君はK子は自分の嫁だと言って怒るね。』
「怒りはしませんよ。ただ、M子さんも、K子も亡くなったお母さんの代わりはできませんよと言っているんです。僕だって、もしK子が先に死んでしまったら、寂しいに違いないと思いますよ。でも、仕方のないことでしょう。お母さんは死んでしまったのですから。」
『君はそう言うが、ここに入居している人は家族が訪ねて来ているのだぞ』
「私たちだって、こうやって、訪ねているじゃないですか?」
『来る回数が違うんだ。奥さんが頻繁に来るのだぞ』
「だから言っているじゃないですか。私たちは私たちの生活があって、その合間を縫って、来ているのです。奥さんのような訳にはいかないのですよ」
『寂しいんだ。君には分かるまい。』
どうしても、寂しい寂しいと言い張る。
「寂しいのは分かりますが、どうしようもないじゃないですか?」
『寂しいのが分かるなんて言うな。ワシの歳になってみないとワシのこの寂しさがわかるわけがないんだ。
M子(姉)は"おじいさんが行きたくてそっちへ行ったんでしょ。だったら、そこで死になさい。"と言う。あいつがそんなことを言うとは思わなかった。』
とにかく訳のわからないわがままばかり言う。
私に『お前が全てをやっているんで(入居の手続きやら、じいのお金の出入り)を自分で把握したくても、通帳がないし、何にも分からんじゃないか』(できるわけないのに)
『お前がワシに相談もなく通帳をM子のところへ送ってしまって、ここには何一つない』
通帳は拡大コピーしたものをじいのところに持って行ってあるし、施設費用の出金や、年金の入金は逐一表にして渡してあります。
質問があるならどうぞと言っても、全く話の要領を得ませんし、聞きたいことがあったら、メモしておいてと言っても、ワシは字を書くことが嫌いだ。
挙句の果てに、『こうやって話をしていると、疲れて頭が痛くなってしまう。』
「おじいさんがK子が通帳を持っていると、信頼できないと言うから、私たちは、全てM子さんに送ったんです。その時K子はおじいさんは私を信じないととても嘆いていたんですよ。」
『そんなことをワシに言うな。ワシは人との争いは好まんのだ。ワシを悪者扱いするな。』
殆ど要領を得ない会話を簡略化すると以上のようなことです。毎回毎回同じことの繰り返し。
自分勝手なことばかり。
私たち夫婦ではじいのぽっかり空いた穴を埋められないことを感じながら文句を言わずにいられないのだろう。
3月の法事に姉M子さんが来るのを楽しみにしているようです。
またワシを迎えてほしいと言うような気がします。
最近、夜中にトイレに起きた時転んだそうです。
怪我はしていません。
だからと言って、『ワシをお前の家へ迎えてくれないか?』
とは私たちに言えないし、私たちは決して「うん」とは言わないこともわかっているのでしょう。
前に引き取ってくれていたM子はいつまでもワシにとっては可愛い娘だ。
嫌とは言うまい。
と思っているのじゃないだろうか?
まず、挨拶代わりの一言
『通帳、カード、印鑑はM子のところにあるのか?お前のところにはないのだな?』
「そうだよ。」(これだけが私のセリフで、以下はじいと夫の会話)
『ワシはどうしたらいいんだ。夜も寝られない。』
「要するに寂しいんだね」
『お前(私)がもっとワシのことを大事に思ってワシのところへ来てくれないかん。
何で来れんのだ?これを言うと君はK子は自分の嫁だと言って怒るね。』
「怒りはしませんよ。ただ、M子さんも、K子も亡くなったお母さんの代わりはできませんよと言っているんです。僕だって、もしK子が先に死んでしまったら、寂しいに違いないと思いますよ。でも、仕方のないことでしょう。お母さんは死んでしまったのですから。」
『君はそう言うが、ここに入居している人は家族が訪ねて来ているのだぞ』
「私たちだって、こうやって、訪ねているじゃないですか?」
『来る回数が違うんだ。奥さんが頻繁に来るのだぞ』
「だから言っているじゃないですか。私たちは私たちの生活があって、その合間を縫って、来ているのです。奥さんのような訳にはいかないのですよ」
『寂しいんだ。君には分かるまい。』
どうしても、寂しい寂しいと言い張る。
「寂しいのは分かりますが、どうしようもないじゃないですか?」
『寂しいのが分かるなんて言うな。ワシの歳になってみないとワシのこの寂しさがわかるわけがないんだ。
M子(姉)は"おじいさんが行きたくてそっちへ行ったんでしょ。だったら、そこで死になさい。"と言う。あいつがそんなことを言うとは思わなかった。』
とにかく訳のわからないわがままばかり言う。
私に『お前が全てをやっているんで(入居の手続きやら、じいのお金の出入り)を自分で把握したくても、通帳がないし、何にも分からんじゃないか』(できるわけないのに)
『お前がワシに相談もなく通帳をM子のところへ送ってしまって、ここには何一つない』
通帳は拡大コピーしたものをじいのところに持って行ってあるし、施設費用の出金や、年金の入金は逐一表にして渡してあります。
質問があるならどうぞと言っても、全く話の要領を得ませんし、聞きたいことがあったら、メモしておいてと言っても、ワシは字を書くことが嫌いだ。
挙句の果てに、『こうやって話をしていると、疲れて頭が痛くなってしまう。』
「おじいさんがK子が通帳を持っていると、信頼できないと言うから、私たちは、全てM子さんに送ったんです。その時K子はおじいさんは私を信じないととても嘆いていたんですよ。」
『そんなことをワシに言うな。ワシは人との争いは好まんのだ。ワシを悪者扱いするな。』
殆ど要領を得ない会話を簡略化すると以上のようなことです。毎回毎回同じことの繰り返し。
自分勝手なことばかり。
私たち夫婦ではじいのぽっかり空いた穴を埋められないことを感じながら文句を言わずにいられないのだろう。
3月の法事に姉M子さんが来るのを楽しみにしているようです。
またワシを迎えてほしいと言うような気がします。
最近、夜中にトイレに起きた時転んだそうです。
怪我はしていません。
だからと言って、『ワシをお前の家へ迎えてくれないか?』
とは私たちに言えないし、私たちは決して「うん」とは言わないこともわかっているのでしょう。
前に引き取ってくれていたM子はいつまでもワシにとっては可愛い娘だ。
嫌とは言うまい。
と思っているのじゃないだろうか?
by spremuta-arancia
| 2008-01-17 17:00
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